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2010年1月25日 (月)

恵方巻き??

この季節になると最近では『恵方巻き』なるものが現れる。

太巻き1本をその年の恵方(今年は西南西やや右?)に向かって黙々と食べるという慣わし・・・・。

なんでも大阪の道頓堀辺りが発祥とされていて、戦後は廃れたものの、大阪で販促したのち、大手コンビニがそれに乗っかり大キャンペーンをかけて現在に至るらしいのだが・・・。

自分は少なくとも東京に居た頃('87~'96頃)、関東には無い風習だった。
広島に戻った頃から急に騒がれ始めたこの『恵方巻き』、自分はなんとも馴染めない。

大手企業が乗っかって大キャンペーンを仕掛けるという意味では『バレンタインデー』や『ホワイトデー』近年では『ハロウィン』などもそうだが、この『恵方巻き』は露骨な販促が見え隠れして気持ち悪ささえ覚える。

特に太巻きを1本!というのが商魂たくまし過ぎる。
太巻きを黙って(これも意味がわからないが)食べて縁起を担ぐのであれば切ったものを家族みんなで食べればいい。

一人1本にすれば家族の数だけ購入しなければならず、それだけ売れる計算になる。

太巻きだけでなくロールケーキも可!?すでに訳がわからない。

一番の問題は『縁起』や『開運』などと称してこういった商売をするのは信心という、人心を利用するやり方がまるで宗教じみてはいないだろうか?

こんな厳しい時代だからこそ、こんなことでもして運気をUPしたい気持ちはわかる。しかし価格こそ違えど「この壷買わないと災いが・・・」とか「この判子買うと運気が・・・」と言われているみたいで気持ちが悪い。

勿論、するしないは個人の主観であり、食べる人にケチつけるつもりは無い。
神社にお参りしてお賽銭を入れるのと同じといわれれば異論は無いが・・・。

あまりにも露骨な商売っ気が見えるだけに自分は食べたいとは思わない。

皆様はいかがだろうか・・・・。

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突き進む男・・・。

山崎豊子『沈まぬ太陽』を観た。

山崎作品の王道である《ぶれない正義感を持つ男》と《自分の欲望に忠実に動く男》が出てくる。

国民航空・・・と名称こそ違うものの、言わずもがな日本航空のことを言っている。
事実に基づく描写は当時の123便の悲劇を描いている。
会社を愛し、仲間を愛する労組の委員長、恩地元は数奇な運命を歩むこととなる。
共に戦った行天四郎と戦うさまは山崎作品『白い巨塔』の財前と里見とかぶる。

日航は連載していた週刊新潮を機内に置かないという措置をとるほどにナショナルフラッグカンパニー日航が如何に腐敗の温床であるかを山崎さんは伝えようとしている。

結末は現実に起こっている日航の会社更生法適用にいたるまでは描いていないので少々尻切れトンボではある。
が、日航が2兆円もの負債を抱えるに至るかをこの映画で感じ取って欲しい。

国民航空123便が御巣鷹山に墜落するまでの描写は心に突き刺さる・・・。
当時高校生だった自分は『飛行機=怖い乗り物』というトラウマを持つに事となった事故だ。
リアルに再現された機内の状況、パイロットたちの狼狽が涙を誘う・・・。

お時間のある方、山崎作品が好きな方、是非ともみてください。
インターミッション(休憩)10分を挟む3時間の大作を・・・。

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